低用量ピルの種類

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低用量ピルには様々な種類があり、有効成分や特徴に違いがあります。そこで、国内で取り扱いのある低用量ピルの種類を紹介します。

まず、低用量ピルは開発された順番に第一世代から第四まで区分されています。世代が新しいから良いと言うわけではなく、自信の体質や目的に合って処方され、病院によっては扱っている種類が限られていることもあります。

1つ目はルナベルです。第一世代で、2008年に国内初の認可を受けた歴史の長いものとなっています。月経困難症やPMSの治療目的で処方され、保険の適用を受けることができるものとなっています。

2つ目はフリウェルです。ルナベルのジェネリック医薬品として2015年に発売され、成分はルナベルと同じです。ジェネリックなので費用が抑えられ、ルナベルと同様の効果も期待できます。

3つ目はシンフェーズです。第一世代で、月経がはじまってから最初の日曜日を一日目として飲み始める「サンデースタートピル」と呼ばれるものです。週末に月経が来ることを避けやすくする利点があります。

4つ目はトリキュラーです。第二世代で、3段階に分けて異なる量の女性ホルモンであるエストロゲンが配合されているので、1周期当たりのエストロゲンの総量が少なく、不正出血の副作用が現れにくい特徴があります。

5つ目はアンジュです。トリキュラーと同じ特徴を持ち、同じ成分でできており、製薬会社と薬の名前が違うだけでトリキュラーと効果に差がありません。

6つ目はラベルフィーユです。トリキュラー及びアンジュのジェネリック医薬品として2012年に発売されています。トリキュラーとアンジュよりも安価で利用できます。

7つ目はマーベロンです。第三世代で、男性ホルモンの作用を抑制する効果があり、他の低用量ピルと比較してニキビの改善が期待できます。避妊や生理痛の軽減とニキビ改善も同時に叶うことも期待できます。

8つ目はファボワールです。マーベロンのジェネリック医薬品で、2011年秋頃から発売されています。マーベロンと同等効果を安く利用できます。

9つ目はヤーズです。第四世代で、国内初の超低用量ピルとして2010年に発売されています。超低用量ピルは低用量ピルよりも女性ホルモンの量が少なく、頭痛や吐き気、乳房のハリ等の副作用が現れにく特徴があります。一般的な低用量ピルは21日間服用で8日間休みと言うサイクルですが、これは24日間服薬し、4日間プラセボ錠を飲むと言うサイクルと休薬期間が短いので頭痛等の症状が軽減される傾向があります。低用量ピルで唯一、むくみ改善効果が期待できる抗ミネラルコルチロイド作用を持ち、むくみにくい薬となっています。

10つ目はヤーズフレックスです。ヤーズの姉妹品で、日本国内で初めて長期連続服用ができるピルなのが特徴です。従来の低用量ピルのように28日周期での服用もでき、長期連続服用だと最大120日まで可能です。服用している間は基本月経は来ないので、連続使用で月経の頻度を減らせ、28日から120日の間であればいつでも休薬して月経を起こすこともできるので大事な時に生理と被らないように月経を調整することがより可能となっています。

よって、低用量ピルには色々な種類があること、特徴もそれぞれ違うので自分の体質に合ったものを医師に相談して処方してもらうことが必要です。

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