副作用のリスクは?

低用量ピルは高い避妊率、生理前や生理中の様々な症状の緩和や改善、子宮内膜症や卵巣がん、子宮体がんの予防、肌荒れ改善が期待できると言った利点がありますが、服用する上で注意しておきたい点や副作用のリスクも知っておく必要があります。

1つ目は、低用量ピルの服用を始めると吐き気、頭痛、むかつき、下腹部痛、下痢、むくみ、乳房のハリ、不正出血と言った副作用が起こる可能性があることです。

特に不正出血は服用する人の20%で経験すると言われており、開始1か月から3か月は乱れたホルモンバランスを整える期間なので不正出血が起こる確率が高くなります。しかし、ずっと不正出血が続くわけではなく徐々に量が減り改善されることが多いです。

頭痛や吐き気、乳房のハリといった副作用は飲み始めてすぐに起こり、長くても2か月から3か月で落ち着くことが多いです。酷いものではないにしても、なかなか落ち着かない場合はピルの種類があっていない可能性もあるので、我慢しないで医師に相談することをお勧めします。

2つ目は血栓症のリスクがある可能性です。血栓症は血栓が血管を塞いで血が流れなくなり、最悪の場合死に至ることもあります。発生する頻度は少ないと言われていますが、タバコを1日15本以上吸う方、重い持病がある方、肥満度が高い方、高血圧や糖尿病の方は血栓症のリスクが高いと言われています。医師に相談の上、服用に問題が無いか確認してから処方してもらうことが必要です。

低用量ピルには副作用が起こる可能性もあり、頻度は少ないものの血栓症のリスクもあることを知っておく必要があります。長く続くものではなく、大体は1か月から3か月で改善されますが、もし我慢できないくらい酷い副作用が起こったら、ピルが合ってないことも考えられるので身体に悪影響を及ぼしてしまうので、異常かなと思ったら医師に相談することが必要です。